ねんね0–24か月

赤ちゃんの月齢別睡眠スケジュール

赤ちゃんはどれくらい起きていられる? お昼寝の回数はどのくらいが普通? 2歳までの目安と1日の例を紹介。

読むのに2分

3時間続けて眠る日もあれば、20分で起きる日もある――そんな毎日が続くと、「これで大丈夫なのかな」と思うよね。どの子にもぴったり当てはまる睡眠スケジュールはないけれど、信頼できる目安はある。この記事では、出生直後から2歳の誕生日までの月齢別目安を、起きていられる時間の表、1日の例、そして赤ちゃんの睡眠リズムを見つける手順と一緒にまとめたよ。様子見せずに相談したいサインは、囲みの「こんなときは様子見しないで」で確認してね。

まずは目安をひと目で:

  • 総睡眠時間:はじめは14–18時間、4–9か月で12–16時間、1–2歳で11–14時間

  • 夜の睡眠:はじめは8–11時間、途中で起きる時間を含む。生後9か月ごろからは11–12時間

  • お昼寝:最初の数か月は3–5回、9–12か月で2回、18か月ごろからは1回

  • 起きていられる時間:出生後は35–75分、生後6か月で2–3時間、2歳で5–6時間

  • 就寝時間:最初は柔軟でOK。生後4か月ごろからは18:00–19:30が多く、1歳以降は18:00–20:00

  • 早産児:2歳ごろまでは修正月齢で見る

まずはここだけ

はじめの睡眠
14–18時間
1–2歳の睡眠
11–14時間
出生後の覚醒時間
35–75分
昼寝
3–5回→1回

起きていられる時間(覚醒時間)って?

起きていられる時間――いわゆる覚醒時間、起きている時間――は、目が覚めてから次に眠るまでの時間のこと。授乳やおむつ替えも含まれるよ。赤ちゃんがまた眠ったところで、その時間は終わり。起きている時間が長くなるほど眠気は強くなっていく。新生児では、35〜75分ほどでまた眠る必要が出てくることが多い。月齢が上がるにつれて、この時間は少しずつ長くなるよ。

正直にいうと、起きていられる時間は日々の実践から生まれた経験則で、医療ガイドラインそのものではない。だから幅はあえて広めにしていて、下の表にある各月の値は、前後の月齢ステップの目安の間を均等に補って出しているよ。ほかの数字は、WHO、保健当局、小児科学会、米国小児科学会(AAP)の勧告と睡眠研究に基づいている(2026年9月時点)。どの数字も、あくまで目安の幅であって決まりではないよ。

読み方のポイントを2つ。まず「夜の睡眠」は、夕方から朝までのあいだに赤ちゃんが眠った時間を全部足したもの。途中の授乳や覚醒があっても、通しで眠ることを意味しているわけではないよ。もうひとつ、総睡眠時間・日中の睡眠・夜の睡眠はそれぞれ別の測定から来ているので、最大値どうしが同時にそろうわけではない。

睡眠リズムはこう育っていくよ

  • 生後4〜6週ごろから、眠り方が少しずつ規則的になってくる。

  • 生後8週ごろから、昼と夜の違いがはっきりしてくる。

  • 生後9〜12週で、赤ちゃん自身が1日のリズムに合わせて睡眠ホルモンのメラトニンを作り始め、最も長く眠るまとまりが伸びてくる。

  • 生後3〜6か月で、リズムがさらに固まり、夜がメインの睡眠時間になっていく。

  • 生後8か月ごろから、昼寝の時間帯が毎日だいたい同じになってくる子が多い。

つまり、先に予測しやすくなるのは夜で、日中の昼寝が整うのはその数か月あと。生後10週や12週でまだ昼夜が逆っぽくても、発達の途中にいるだけで遅れているわけじゃない。やさしく手助けするなら、昼は明るさといつもの生活音をそのままに、昼寝中も静かにしすぎなくて大丈夫。夜は照明を落として、声かけは少なく、おむつ替えも静かに。

だから、最初の数か月は時計どおりのスケジュールのほうが、かえってしんどくなることが多い。たとえば4か月の赤ちゃんでも、8:00に起きた日なら9:30ごろの1回目の昼寝はちょうどいい。でもその日が6:00起きなら、9:30では遅すぎる。起きていられる時間は朝の起床時刻に合わせて動くけれど、時計の針は動いてくれないから。

月齢別・起きていられる時間一覧

出生〜生後5か月の、起きていられる時間・お昼寝・夜の睡眠の目安:

  • 出生時:起きていられる時間35–75分、お昼寝3–5回、夜は8–11時間

  • 生後1か月(4週すぎ):起きていられる時間50–85分、お昼寝3–5回、夜は9–11.5時間

  • 生後2か月(9週弱):起きていられる時間60–95分、お昼寝3–5回、夜は9–11.5時間

  • 生後3か月(13週):起きていられる時間70–125分、お昼寝3–4回、夜は10–11.5時間

  • 生後4か月(17週すぎ):起きていられる時間85–150分、お昼寝3–4回、夜は10–11.5時間

  • 生後5か月(22週弱):起きていられる時間105–165分、お昼寝3–4回、夜は10–11.5時間

生後6〜11か月:

  • 生後6か月:起きていられる時間2–3時間、お昼寝2–3回、夜は10.5–11.5時間

  • 生後7か月:起きていられる時間2時間10分–3時間10分、お昼寝2–3回、夜は10.5–11.5時間

  • 生後8か月:起きていられる時間2時間20分–3時間20分、お昼寝2–3回、夜は10.5–11.5時間

  • 生後9か月:起きていられる時間2.5–3.5時間、お昼寝2回、夜は11–12時間

  • 生後10か月:起きていられる時間2時間40分–3時間40分、お昼寝2回、夜は11–12時間

  • 生後11か月:起きていられる時間2時間50分–3時間50分、お昼寝2回、夜は11–12時間

眠い? それともお腹すいた?

この幅はあくまで枠で、その中を埋めるのは赤ちゃん自身。サインを読んであげよう。眠いときは、こんな様子がよく見られる:

  • 視線をそらしたり、ぼんやり遠くを見るような固い目つきになる。

  • あくびをする。月齢が上がると目をこする子もいる。

  • 動きがゆっくりでぎこちなくなり、遊びへの興味が薄れる。

  • ぐずって、そばにいたがる。眉をしかめたり、目を見開いたり、こぶしを握って「まだ起きていたい」と踏ん張る子もいる。

お腹がすいたサインも、最初はよく似ている。

  • 口を開けて探すようなしぐさをし、顔を横に向ける。

  • 口をもぐもぐさせる、唇をなめる、こぶしや指を吸う。

  • そわそわして、小さくつぶやくような声を出す。

  • 泣くのは遅いサイン。泣いている赤ちゃんは授乳もしづらく、落ち着くのにも時間がかかる。

だから最初の数週間は、迷ったらまずおっぱいかミルクを。欲しがるときに飲ませることが、起きていられる時間よりいつでも優先だよ。

生後0〜8週の睡眠

生まれて最初の数週間は、新生児はよく眠るけれど、1回ごとは短く、昼夜を通して細かく眠るよ。その合間に、夜も含めて授乳が必要になる。母乳の新生児は24時間にたいてい8–12回飲み、夕方以降に続けて欲しがることも多い。このクラスター授乳は正常で、母乳が足りないサインではない。起きていられる時間も最初はほんの少し。授乳、おむつ替え、少し抱っこしているだけでその時間はすぐ終わるから、それ以上たくさんのことは必要ない。

出生体重に戻るまでは、たいてい生後10〜14日ごろまで、1回の授乳の始まりから次の授乳の始まりまでが4時間を超えないようにしたい。この4時間は、たまに入る長めの1回の間隔の上限であって、毎回4時間おきという意味ではないよ。もっと長く眠ってしまうなら、やさしく起こしてあげて。

  1. 浅い眠りになるのを待つ:まぶたの下で目が動く、ぴくっとする、口をもぐもぐさせるなどのサインがある。

  2. やさしく昼のモードへ:少し明るくして、スリーパーを開け、肌着1枚になるまで脱がせて、おむつを替える。

  3. 声をかける:縦抱きにして、背中や足の裏をなでるか、肌と肌をくっつける。

  4. おっぱいか哺乳びんをあげる。飲みながらまた寝てしまうなら、胸を手のひら全体でやさしく圧迫するか、反対側に替えてみて。

  5. それでもとても眠たそうでほとんど飲まない、または何回も授乳を寝過ごすなら、すぐに医師に診てもらって。日中は小児科、夜間や週末はこども医療電話相談(#8000)や救急外来へ。まったく起きない、ぐったりしているなら、救急車を呼んで119番(救急車)へ。

眠っているときにぴくつく、うなる、呼吸が不規則になるのも珍しくないよ。この時期は眠りの約半分が活動性の高い睡眠で、その中では5〜10秒の呼吸の間は正常範囲。10秒を超える呼吸停止があれば、すぐ医療機関に相談して。20秒を超える、または肌が青っぽくなるなら、119番(救急車)へ――詳しくは囲みの「こんなときは様子見しないで」を見てね。

生後0〜8週の目安:

  • 総睡眠時間:最初の4週間は14–18時間、その後は14–17時間

  • 夜の睡眠:合計8–11.5時間、授乳を何回かはさみながら

  • 日中の睡眠:5–8時間

  • お昼寝:3–5回、20分–4時間。最初のうちは前回の授乳開始から最長4時間

  • 起きていられる時間:出生後35–75分、生後8週で60–90分

  • 就寝時間:まだ決まった時間はない。これからリズムができていく時期

生後2〜3か月の睡眠

生後2〜3か月、9〜13週ごろになると、睡眠の多くが少しずつ夜に移り、昼の流れにも輪郭が出てくる。いちばん長くまとまって眠る時間がこれほど大きく伸びる時期は、生後1〜4か月のあいだ以外ほとんどない。ニュージーランドの75人の赤ちゃんを対象にした研究では、生後3か月で約半数が、親の手助けなしに初めて0:00–5:00まで眠った。あまりに静かで、逆にあなたのほうが先に目が覚めることもあるかもしれない。今は長く眠るのも普通。出生体重に戻っていて、体重増加も順調で、産院や小児科から個別の起こす計画を伝えられていないなら、起こして授乳する必要はない。

夜はまだ1〜2回飲むことが多く、3回の赤ちゃんもいれば、まったく飲まない赤ちゃんもいます。この時期に目を覚ますときは、たいてい空腹が理由です。お昼寝がどれくらい続くかは、まだほとんど予測できません。20分のこともあれば、何時間も眠ることもあります。あなたのやり方が悪いわけではなく、この時期の赤ちゃんの睡眠ではそれがふつうです。

夜22:00まで起きている日があっても、生後10週や12週なら珍しくないよ。夕方に眠気をつくるメラトニンのリズムは、まだちょうど育っているところ。無理に早寝させることはできないけれど、準備はできる。朝は日光を浴びて、夜は照明を落として静かにし、毎晩同じ短いルーティンを。だいたいの就寝時刻を意識するのは、生後4か月ごろからで十分。

夕方から夜にかけて、よく泣く赤ちゃんも多い。ピークは生後6週ごろで、3〜4か月になるとかなり減る。18:00以降ずっと飲みたがって、寝る前に激しく泣くなら、空腹、眠気、刺激の多さが重なっていることが多い。1日に3時間以上、週に3日以上、それが3週間を超えて続くなら、小児科に相談して。泣きの相談外来が役立つこともある。

今の時期は、30分ほどの短い夜のルーティンが最初の「よりどころ」になる。時計を見て始めるのではなく、その日の最後の起きていられる時間が終わりそうで、赤ちゃんが眠そうにしてきたら始めよう。

  1. 照明を落とし、にぎやかさや画面をオフにする。

  2. おむつを替え、肌着かパジャマ、スリーパーに。

  3. 静かで薄暗い部屋で授乳か哺乳びん。

  4. 歌を1曲、または毎晩同じやさしいひとこと。

  5. 自分の寝床に、あお向けで寝かせる。

飲みながら寝てしまっても、この月齢なら大丈夫。1〜15週の赤ちゃんを対象にした調査では、毎晩の決まったルーティンが、より長い夜の睡眠と関連していた。大事なのは「いつもだいたい同じ」であって、「完璧」じゃない。

生後2〜3か月(9〜13週)の目安:

  • 総睡眠時間:14–17時間

  • 夜の睡眠:合計9–11.5時間、たいてい授乳は1–2回

  • 日中の睡眠:5–8時間

  • お昼寝:3–5回、長さはまだかなり変わりやすい

  • 起きていられる時間:生後8週で60–90分、生後10週で65–105分、生後12週で70–120分

  • 就寝時間:まだ柔軟でOK。だいたいの就寝時間を意識し始めるのは生後4か月ごろから

生後3〜6か月の睡眠

生後3〜6か月、14〜26週ごろになると、夜がメインの睡眠になり、いちばん大きな睡眠ブロックになっていく。この数か月のどこかで、たいてい4回目のお昼寝がなくなる。起きていられる時間が長くなり、4回寝ると1日におさまらなくなるから。さらに夕方遅いお昼寝が、夜の寝つきをどんどん後ろにずらしてしまう。

生後4か月ごろに夜が急に落ち着かなくなり、「4か月睡眠退行」と聞くこともあるよね。でも、すべての赤ちゃんに起こる決まった崩れが科学的に確認されているわけではなく、平均すると最初の4か月で睡眠はむしろよくなっていく。実際に変わっているのは、睡眠のつくりそのもの。眠りが成熟していく途中なんだ。1〜3週間ほどガタつくことはあっても、それは後退ではなく前進の一部。

生後4か月ごろからは、眠そうだけれどまだ起きている状態で寝床に置いてみる練習を始めてもいい。あくまで「試してみる」のであって、必須ではないよ。この時期に6時間続けて眠る子もいれば、まだそうでない子もたくさんいる。比べるなら、数週間前のわが子と。同じ月齢のほかの子ではなくて大丈夫。

生後3〜6か月(14〜26週)の目安:

  • 総睡眠時間:生後3か月で13–16時間、生後4か月以降は12–16時間

  • 夜の睡眠:10–11.5時間、夜はまだ1回授乳することが多い

  • 日中の睡眠:3–4時間

  • お昼寝:3–4回、4回から3回への移行はこの時期に多い

  • 起きていられる時間:生後3か月で70–125分、生後4か月で85–150分、生後5か月で105–165分、生後6か月で2–3時間

  • 就寝時間:生後4か月ごろからは18:00–19:30が多い

生後6〜9か月の睡眠

生後6〜9か月になると、多くの赤ちゃんで3回目のお昼寝がなくなり、3回から2回へ移っていく。そのサインはわかりやすい。夕方遅い最後のお昼寝がうまくいかなくなるか、それで夜の寝る時間がかなり後ろへずれる。3回寝る日と2回寝る日が混ざる移行期は普通のこと。お昼寝が1回少ない日は、夜を早めに始めて大丈夫。

夜はまた落ち着かなくなることもある。イタリアの研究では、生後9か月ごろは、1晩に3回以上起きる赤ちゃんの割合が特に高く、4人に1人強だった。つかまり立ちなど新しい動きと重なることもある。たいていは1〜3週間でまた落ち着くよ。

動けるようになってきたら、寝床まわりも見直して。

  • ひとりで座れるようになる前に、マットレスは低い位置へ。柵につかまったり、身を乗り出したりできない高さまで下げる。

  • ベッドの上のメリーは、手とひざで体を支えられるようになったら外す。遅くとも生後5か月までに。

  • ベビーモニターなどのコードは、ベッドから少なくとも1 m離す。

生後6〜9か月の目安:

  • 総睡眠時間:12–16時間

  • 夜の睡眠:10.5–11.5時間、夜にまだ飲む赤ちゃんもいる

  • 日中の睡眠:2.5–3.5時間

  • お昼寝:2–3回、3回目がこの時期になくなることが多い

  • 起きていられる時間:生後6か月で2–3時間、生後9か月で2.5–3.5時間

  • 就寝時間:18:00–19:30が多い

新しい動きを覚えると、夜が落ち着かなくなることも。でも、たいていまた落ち着いてくるよ。

生後9〜12か月の睡眠

生後9〜12か月になると、お昼寝2回が標準になり、1日の流れも安定してくる。予定や食事の時間も、それに合わせて組みやすくなるよ。

1歳前後で、急にどちらかの昼寝を嫌がる子もいる。でもそれは、昼寝がなくなる合図というより、1〜3週間の一時的な時期であることが多い。1日全体を大きく変える前に、少し様子を見てみて。昼寝が1回だけの日は、抱っこでゆっくりしたり、絵本を読んだり、散歩したりする静かな1時間で休憩の代わりにしてもいい。そして最後の起きていられる時間がとても長くなるぶん、夜は早めて大丈夫。

生後9〜12か月の目安:

  • 総睡眠時間:12–15時間

  • 夜の睡眠:11–12時間

  • 日中の睡眠:2–3時間

  • お昼寝:2回

  • 起きていられる時間:生後9か月で2.5–3.5時間、生後12か月で3–4時間

  • 就寝時間:18:00–19:30が多い

生後12〜18か月の睡眠

12〜18か月の子どもでは、日中に大きな変化が起こる。たいていは14〜18か月、遅い子では24か月ごろまでに、お昼寝は2回から1回へ。目安になるのは、1〜2週間にわたって2回のうちどちらかを何度も嫌がる、寝つくまでに時間がかかる、あるいは2回目のお昼寝で夜の就寝がはっきり遅くなること。1回の日と2回の日が混ざる移行期は普通で、残る1回のお昼寝は長くなることが多い。

この移行では、起きていられる時間が大きく跳ね上がる。昼寝2回の終わりごろは3時間強〜4時間弱ほど起きていられても、昼寝が1回になると5〜5時間30分になる。毎日そのジャンプがうまくいくとは限らない。

ちょうどこの時期に保育園や託児サービスが始まるなら、移行と重なりやすい。施設の睡眠時間を確認して、お昼寝の終わりから逆算してみて。たとえば14:00にお昼寝が終わるなら、起きていられる時間が5〜5時間30分なら就寝は19:00〜19:30ごろ。お昼寝が短かった日やできなかった日は、夜を早めて大丈夫。週末も似たリズムにすると助けになるよ。そしてこういう変化の時期は、夜もふくめていつも以上に安心感を求めることが多い。

生後12〜18か月の目安:

  • 総睡眠時間:11–14時間

  • 夜の睡眠:11–12時間

  • 日中の睡眠:1.5–2.5時間

  • お昼寝:2回、たいてい14〜18か月で1回になる

  • 起きていられる時間:生後12か月で3–4時間、お昼寝1回なら5–5.5時間

  • 就寝時間:18:00–20:00が多い

生後18〜24か月の睡眠

18〜24か月になると、多くの子はお昼寝1回のリズムに落ち着いてくる。それで1日を十分に過ごせるようになる。2歳の誕生日より前にお昼寝が完全になくなる子はほとんどいない。お昼に全力で嫌がる日があっても、それはよくあること。18か月での覚醒時間4–5.5時間という広い幅には、まだお昼寝が2回ある子も含まれる。お昼寝1回だけなら、だいたい5–5.5時間になることが多い。

18か月ごろは、ぐらつきやすい時期を迎える家庭も多い。自分で決めたい気持ちが強くなったり、別れがつらくなったり、ちょうど歯が生えていたり。これは後戻りではなく発達の一部で、たいてい1〜4週間続く。夜のルーティンはそのままにしておこう。こういう時期こそ支えになるから。大きいベッドへ移るのは、身長が約89 cmになったとき、またはベッドの柵が胸の高さくらいまでしかなくなったときが目安。よじ登って落ちる危険があるためだよ。

生後18〜24か月の目安:

  • 総睡眠時間:11–14時間

  • 夜の睡眠:11–12時間

  • 日中の睡眠:1.5–2時間

  • お昼寝:昼寝1回

  • 起きていられる時間:生後18か月で4–5.5時間、お昼寝1回なら5–5.5時間、2歳で5–6時間

  • 就寝時間:18:00–20:00が多い

不安定な時期は後戻りじゃなく、成長のしるし。寝る前のルーティンが支えになるよ。

2〜3歳のお昼寝

3歳では、まだお昼寝をする子は約半数。お昼寝なしでも午後を機嫌よく過ごせて、夜も問題なく眠れるなら、そろそろ卒業の準備ができているかもしれない。反対に、夕方にイライラしてひどく疲れすぎるなら、まだ必要ということ。お昼寝をすると夜なかなか眠れないなら、本や音声で静かに過ごす休憩時間に置き換えてもいい。眠らなくても休める時間だよ。

2〜3歳の目安:

  • 総睡眠時間:10–14時間

  • 夜の睡眠:10.5–11.5時間

  • 日中の睡眠:まだ寝るなら1–2時間

  • お昼寝:1回。3歳でしているのは約半数

  • 起きていられる時間:5–6時間、3歳で5–6.5時間

  • 就寝時間:18:00–20:00が多い

お昼寝移行の目安まとめ:

  • 4回から3回へ:多いのは生後3–6か月。4回目のお昼寝で夜が後ろへずれてしまうとき

  • 3回から2回へ:多いのは生後6–9か月。遅い時間の3回目のお昼寝がうまくいかなくなったとき

  • 2回から1回へ:多いのは14–18か月。遅い子では24か月ごろまで

  • お昼寝なし:2歳の誕生日より前はほとんどなく、3歳でもまだ約半数は寝る

  • 移行期の日:お昼寝が1回多い日も少ない日もある。そのぶん夜は早めに寝かせてOK

お昼寝移行の目安

4回→3回
3–6か月
3回→2回
6–9か月
2回→1回
14–18か月
移行日
夜は早めに

わが子の覚醒時間を見つける

幅が広いのは、赤ちゃんそれぞれ違うから。ここからは、その中でわが子に合う起きていられる時間を少しずつ見つける方法を紹介するね。たいてい1週間あれば十分。

  1. まずは幅の真ん中から始める。生後10週(65–105分)なら、約85分後に眠れているのが目安。6か月(2–3時間)なら約2時間30分後。

  2. 落ち着く準備は早めに始める。起きていられる時間は、赤ちゃんが眠った時点で終わる。つまり寝つくまでの数分も含まれるよ。だから15〜20分前には始めよう。照明を落とし、おむつを替え、スリーパーへ。生後10週の例なら、7:00に起きて、8:05ごろから落ち着く流れに入り、8:25ごろに眠る。

  3. 寝つくまでの時間を見る。数え始めるのは、実際に眠る流れが始まった瞬間から。寝床に置く、灯りを消す、または「眠るための最後の授乳」を始める時点だよ。20分くらいまでならふつう。

  4. 調整は小さく。3か月未満なら5〜10分、その後は15分前後ずつ調整する。下の2つのパターンが方向のヒントになるよ。

  5. 1日だけで判断しない。単発の日は当てにならないことがある。5〜7日続けて見ると、信頼できるパターンが見えてくる。時間帯にも注目してね。朝いちばんの起きていられる時間は、短めなことが多い。

  6. 欲しがる授乳が最優先。途中でお腹がすいたら、もちろん飲ませる。スケジュールを赤ちゃんに合わせるのであって、その逆ではないよ。

早すぎる? 遅すぎる? 見分ける目安はこの2つ。

  • まだ眠くない:機嫌よく寝床で周りを見たり、おしゃべりしたりしていて、30分たってもまだ起きている。次の起きていられる時間を少しだけ長くしてみて。

  • 疲れすぎている:目に見えて眠いのに激しく泣き、なかなか落ち着かず、眠ることに強く抵抗する。次は少し短めに。

最後の起きていられる時間から、就寝時刻も決まってくる。6か月の赤ちゃんの最後の昼寝が16:15に終わったなら、起きていられる時間が2〜3時間なので、夜は18:15〜19:15ごろ。つまり時計ではなく、その日の流れに就寝時刻がついてくる。8:00に起きた日は、20:00に寝ても自然なんだ。17か国・約3万家庭を対象にした調査では、小さな子どもの平均就寝時刻は国によって19:27〜22:17まで幅があり、遅く寝る地域ほど総睡眠時間は短かった。だから大事なのは、夜の睡眠が十分に長いかどうか。21:00に寝るなら、夜11時間には8:00まで眠る必要がある。

1 日だけでは見誤りやすい。赤ちゃんの起きていられる時間は、何日かのパターンで見えてくるよ。

眠すぎるときは? こうすると楽

タイミングを逃して、赤ちゃんが眠すぎてしまうことは誰にでもある。そんなときは、刺激を減らして、落ち着けることをひとつずつ。

  1. にぎやかな場所から離れる:静かな部屋へ移動して、照明を落とし、テレビやスマホはオフ。

  2. しっかり密着する:ぴったり抱っこ、肌と肌を合わせる、または抱っこひもへ。

  3. 一定の動きで揺らす:やさしく揺らす、ゆっくり上下に歩く、またはベビーカーで外へ。

  4. 一定の音を使う:小さなハミング、歌、または静かな「シーッ」。

  5. ひとつを数分続ける:あれこれ慌てて変えるより、ひとつの落ち着かせ方を数分は試してみて。お腹がすいていそうなら、おっぱいか哺乳びんを。

やっと眠れたら、次の起きていられる時間は幅の下のほうから考えて、夜も少し早めてあげよう。タイミングを逃したことは失敗じゃなく、明日のヒント。

もう限界だと感じたら

泣き止まない声は、誰だって限界に近づける。パートナーがいない、近くに頼れる家族がいない、そんな夜ならなおさら。自分が怒りや絶望を感じ始めたら、まずこうして。

  1. 赤ちゃんをあお向けで自分の寝床に置く。

  2. いったん部屋を出て、深呼吸する。

  3. 数分おきに様子を見に戻る。

  4. 誰かに電話する。

赤ちゃんを絶対に揺さぶらないで。ほんの数秒でも、命にかかわる脳のけがを起こすことがある。

こんな窓口に頼ってね。

  • 24時間・無料・匿名の相談窓口:お住まいのよりそいホットライン(0120-279-338、24時間・無料)ラインや相談窓口。

  • 時間外の医療相談:かかりつけが閉まっている時間のこども医療電話相談(#8000)。

  • 電話相談:よりそいホットライン(0120-279-338)なら24時間、無料・匿名で相談できる。

  • 日中なら:小児科、産婦人科や家庭医、泣きの相談外来。地域の相談機関でも案内してもらえる。

  • 日常の負担を減らす支援:地域の産後支援、家庭訪問支援、ボランティアによる育児サポート。

2週間以上、気分の落ち込みや喜べなさ、不安が続く。あるいは自分や子どもを傷つけてしまいそうな考えがある――それは産後うつのサインかもしれない。すぐに医療機関に相談してね。切迫した危機なら、119番(救急車)へ。産後うつの親を支える支援団体や相談窓口もある。助けを求めるのは、失敗じゃない。

寝かしつけと置くコツ

おっぱい、哺乳びん、抱っこ、抱っこひもで寝かしつけてもいいの? 最初の数か月なら、答えは「いいよ」。授乳で寝ることも、抱っこで寝ることも、悪いくせではない。この時期の赤ちゃんは、ひとりで興奮を落ち着かせることがまだできず、近くにいたいという欲求は生まれつきのもの。AAPが「眠いけれど起きている状態で寝かせる」ことを勧めるのは生後4か月ごろからで、それも練習としてであって義務ではない。泣かせっぱなしにすることは、その中に含まれない。慰めても甘やかしにはならないよ。

深夜3時、本当に難しいのは「寝たあとに置くこと」だったりする。少しうまくいきやすくするコツはこれ。

  1. 静かな眠りを待つ。赤ちゃんはまず活動性の高い眠りで寝入りやすい。ぴくつく、まぶたの下で目が動く、呼吸が不規則――そんな状態だね。ぴくつきが止まり、呼吸が静かで一定になってきたら、より深く眠っていて起きにくい。

  2. 先に全部準備する:スリーパーは先に着せておき、寝床は空にし、照明は落としておく。

  3. ゆっくりあお向けで置く。自分の寝床に、なめらかで静かな動きで。

  4. 少しそのまま寄り添う:おなかや胸に手を置き、静かにハミングするか「シーッ」と声をかける。

  5. 起きてしまったら、抱き上げて落ち着かせ、もう一度やってみて。あるいは今回はあなたの上で眠ってもいい――あなたが起きているかぎりは。眠くて目が閉じそうなら、自分の寝床に戻して。

生後6か月までの睡眠スケジュール例

生後10週、4か月、6か月の睡眠スケジュール例を3つ紹介。あくまでイメージ用で、チェックリストではないよ。時刻は日によってずれても、間隔はだいたい似てくる。

生後10週の睡眠スケジュール:正直かなりバラバラ

  • 7:00起床、授乳、おむつ替え

  • 8:20–9:20 昼寝1(1時間)

  • 10:50–12:50 昼寝2(2時間、散歩中のベビーカーで)

  • 14:20–14:40 昼寝3(20分だけ)

  • 15:55–17:05 昼寝4(1時間強)

  • 18:30–19:00 昼寝5(30分、抱っこで)

  • 20:15ごろから夜のルーティン、20:35ごろ就寝

  • 夜は0:30ごろと4:00ごろに1〜2回飲む

授乳は目覚めるたびに、そして夜は短い間隔で続くことも多い。合計すると日中の睡眠は約5時間。

昼寝が20分で終わったら:数分だけ、抱っこやハミングで寝直しを手伝ってみて。もう一度寝なければ、起きて過ごして、次の起きていられる時間は幅の下のほうで考える――この例の昼寝3のあとのように。

夜になっても全然寝ないなら:最後の1時間は静かで暗めに。いつも寝つくまで30分以上かかるなら、最後の起きていられる時間を少しだけ延ばしてみて。この月齢で就寝が遅めなのはふつうだよ。

生後4か月の睡眠スケジュール

  • 7:00起床、授乳

  • 8:30–9:15 昼寝1(45分)

  • 10:50–12:00 昼寝2(1時間強)

  • 14:00–15:00 昼寝3(1時間)

  • 17:00–17:30 昼寝4(30分、外出中でも可)

  • 19:00 夜のルーティン、19:30ごろ就寝

  • 夜はまだ1〜2回飲む子が多い。もっと多い子も、まったく飲まない子もいる

最初の起きていられる時間は1時間30分でいちばん短く、あとは最大2時間ほどまで伸びる。合計すると日中の睡眠は3時間30分弱。

生後6か月の睡眠スケジュール

  • 6:30起床、授乳

  • 8:45–9:45 昼寝1(1時間)

  • 12:15–13:45 昼寝2(1時間30分)

  • 15:45–16:15 昼寝3(30分、つなぎの短い昼寝)

  • 18:15 夜のルーティン、18:45ごろ就寝

  • 夜はまだ1回飲むことが多い

3回目の昼寝がなくなったら、そのぶん夜を少し早めればいい。

生後9か月以降の睡眠スケジュール例

さらに、生後9か月、12か月、16か月の睡眠スケジュール例を3つ紹介。

生後9か月の睡眠スケジュール

  • 6:30起床、授乳、そのあと朝食

  • 9:30–10:45 昼寝1(1時間15分)

  • そのあと昼食、遊び、外の空気にふれる

  • 14:00–15:30 昼寝2(1時間30分)

  • 18:30 夜のルーティン、19:00ごろ就寝

  • 夜はまだ1〜2回起きることが多い。とくに母乳の9か月児では、そのときに飲むのもふつう

起きていられる時間は、1日のなかで3時間から3時間30分へ伸びていく。これで日中の睡眠は2時間45分、夜は中断ありで約11時間30分。

生後12か月の睡眠スケジュール

  • 6:45起床、朝食

  • 9:45–10:45 昼寝1(1時間)

  • 14:15–15:30 昼寝2(1時間15分)

  • 18:45 夕食後に歯みがき、絵本、スリーパー

  • 19:15ごろ就寝

歯みがきは最後の食事のあとに。夜前に歯に触れる最後のものが歯ブラシになるようにしよう。

16か月・お昼寝1回の睡眠スケジュール

  • 7:00起床、朝食

  • 11:30昼食

  • 12:00–14:00 お昼寝(2時間)

  • 午後は公園とおやつ、18:00夕食

  • 18:45 歯みがきと絵本を含む夜のルーティン

  • 19:15ごろ就寝。お昼寝のあと5時間強

30分早く起きたら、1日全部が前にずれる。それで大丈夫。そうやって動くものだから。

子どもが早く起きたら、1 日全体が前にずれる。まさに、それでいいんだよ。

夜中に起きるのは普通?

夜中に起きるのは、赤ちゃんの睡眠では寝つきと同じくらい当たり前のこと。睡眠サイクルが切り替わるとき、赤ちゃんや幼児は短く目を覚ますことが定期的にあり、1晩に何回も起きる子もいれば、園児くらいまで続く子もいる。あなたが何かを間違えているサインではないよ。

最初の数か月は、夜に起きるいちばん多い理由は空腹です。迷ったら、授乳するかミルクをあげてください。生後6か月ごろまでは、夜に少なくとも1回授乳するのがふつうです。そのあとになると、健康で順調に育っている赤ちゃんなら、夜の授乳がいらないこともよくあります。それでも、飲み続ける子はたくさんいます。特に母乳の赤ちゃんでは、生後後半だけでなくその先もです。どちらもふつうです。生後10か月ごろからは、目を覚ます理由が空腹であることは少なくなってきます。

では、夜におかゆやシリアルを足せば寝る? それで確実に長く眠るようになるわけではないし、むしろむせたり飲みすぎたりするリスクが上がる。おかゆやシリアルはスプーンで。離乳食は、睡眠をよくするためではなく、赤ちゃんの準備ができたときに始める。最も早くて生後5か月の初め、遅くとも生後7か月の初めまでに。

多くの家庭で役立つのは、こんなこと。

  • 最初の数か月は、泣いたら早めに応える。慰めても甘やかしにはならない。

  • うなったり、もぞもぞ音を出しているだけなら、手を出す前に数秒聞いてみて。自分でまた眠ることも多い。ただし、泣いているときは別。

  • 照明は少なく、声かけも最小限に。おむつ替えは必要なときだけ、静かに。

  • 寝入りと同じことば、同じ歌を使う。なじみのあるものは落ち着かせてくれる。

  • 生後半年を過ぎたら、起きたからといって毎回お腹がすいているとは限らない。声と手だけで十分なこともある。

病気のとき、歯が生えているとき、予防接種のあと、外出や旅行の最中――そんなときは、数日スケジュールをお休みしても大丈夫。まずは安心感を。そのあとで、またいつもの流れに戻っていけばいい。

夜に哺乳びんを使うなら、乳児用ミルクは毎回あたらしく作って。たとえば、沸かしたお湯を保温ボトルに入れ、粉は別に量っておく方法なら準備しやすい。残りは捨てること。できあがったミルクを長時間保温器に置いたままにしない。哺乳びんを立てかけたままにしたり、ベッドの中で赤ちゃんだけにくわえさせたりもしないで。むせる危険があり、だらだら吸いは歯にもよくない。

何週間も夜がつらいなら、3週間ほど睡眠日誌をつけて、小児科へ持って行こう。紙でも、Moonsleepのようなアプリでも大丈夫。記録するのは、眠るたびに次のこと。

  • 寝ついた時刻と起きた時刻

  • どこで、どうやって寝ついたか:おっぱい、哺乳びん、抱っこ、抱っこひも、ベビーカー、ベッド

  • 食事・授乳の時間(夜も含む)

  • 起きたあとの様子:満足そう、ぐずぐず、泣いている

起きていられる時間を見つけるだけなら、5〜7日でも十分。けれど受診で相談するときは、長めの記録のほうが見えることが多い。毎日の中では気づきにくいパターンが浮かぶから。

生後4・9・12・18か月、2歳ごろの睡眠退行の背景:

  • 生後4か月ごろ:睡眠が発達する時期。すべての子に起こる「後退」ではなく、ぐらつくのはたいてい1–3週間

  • 生後8–10か月:夜起きが増える時期。新しい動きの発達と重なることが多く、たいてい1–3週間

  • 生後12か月ごろ:お昼寝ストライキ。お昼寝卒業ではなく一時的なことが多く、1–3週間

  • 生後18か月ごろ:自己主張が強くなる、分離不安、歯の不快感など。たいてい1–4週間

  • 2歳ごろ:ことばの発達、新しいベッド、お昼寝への抵抗など。たいてい1–4週間

こうした呼び方は実体験から来た目安で、診断名ではない。決まった発達スパートのカレンダーには根拠がない。

睡眠退行はどれくらい続く?

4か月ごろ
たいてい1–3週
8〜10か月
たいてい1–3週
12か月ごろ
1–3週
18か月、2歳
たいてい1–4週

こんなときは様子見しないで

こんなサインがあるときは、睡眠スケジュールよりも早い対応が大事。

すぐに救急車を呼んで、119番(救急車)へ:

  • 20秒を超えて呼吸が止まる、または肌・唇・舌が青白い、青い、灰色っぽい。

  • 急な呼吸困難:呼吸がとても速い、肋骨のあいだや下がへこむ、小鼻がふくらむ、1回ごとにうなる――とくにほとんど飲めなくなっているとき。眠っている間の軽いうなりは、ときどき出るもので、毎呼吸ごとではなく、本人も苦しそうには見えない。

  • ほとんど起きない、まったく起こせない、いつもと違う甲高い泣き方や弱々しい泣き方をする、またはけいれんがある。

助けが来るまで、赤ちゃんに大きな声で呼びかけ、しっかり触れて刺激して。揺さぶってはだめ。肋骨の下あたりに手を当てて、おなかが上下するか見て。119番(救急車)に電話し、できればスピーカーにして、自分から切らないで。指令センターが心肺蘇生も含めて案内してくれる。小児の応急手当講習を受けておくと安心。

すぐに医療機関へ――夜間は近くの小児救急外来、またはこども医療電話相談(#8000):

  • 生後3か月未満の赤ちゃんで、直腸温が 38.0 °C 以上または 36.5 °C 未満。生後3〜6か月の赤ちゃんで、39.0 °C 以上の発熱。

  • ぐったりして反応が乏しい、ほとんど飲まない、または何回も授乳を寝過ごす。

  • 皮膚や白目が黄色いことに加え、強い眠気や飲みの弱さがある。

  • 大泉門がふくらんでいる。

  • 10秒を超える呼吸停止がある。あとでふつうに呼吸を再開しても同じ。

その日のうちに小児科へ。診療時間外ならこども医療電話相談(#8000):

  • 生後5日目以降で、24時間に濡れたおむつが6枚未満、または8時間以上おむつが乾いたまま。

  • 出生体重にまだ戻っていないのに、授乳なしで4時間を超えて眠ることがたびたびある。

  • 赤ちゃんや2歳ごろまでの幼児で、発熱が1日以上続く場合(それより大きい子では3日以上)、または発熱とともに飲む量が明らかに減っている場合。

早めに予約をとって相談したいサイン:

  • 風邪をひいていないのに、いびきが頻繁で大きい、または寝ているときの呼吸が苦しそう。

  • 1日に3時間以上、週に3日以上、3週間を超えて泣く。

そして、あなた自身がもう限界なら。囲みの「もう限界だと感じたら」に、いつでも頼れる窓口の種類をまとめているよ。

早産児は修正月齢で見る

赤ちゃんが予定より早く、妊娠37週未満で生まれたなら、目安は修正月齢で見よう。計算は、実際の月齢から、妊娠記録にある出産予定日より何週間早く生まれたかを引く。たとえば6週間早く生まれて、今が生後5か月なら、5か月の目安より3か月半ごろの目安のほうが合いやすい。

早産の赤ちゃんは、誕生日ではなく本来の予定日に合わせて成熟していきます。ある研究では、起きていられる時間は、出生から何週間たったかよりも、主に成熟度に左右されていました。だから、2歳ごろまでは修正月齢で考えてください。同じ実月齢のほかの赤ちゃんのほうが長く起きていられても、あなたの子が遅れているわけではありません。修正月齢に照らして、ちょうどその子らしい位置にいるだけです。

出産予定日より2週間早く、妊娠38週で生まれたなら、正期産にあたる。この場合は修正しなくて大丈夫。このくらい幅の広い目安では、2週間の差はほとんど影響しないから。安全な寝かせ方のルールは、早産児でも同じ。

睡眠スケジュールは、あなたの成績表じゃない。地図みたいなもの――そして赤ちゃんは、寄り道していい。

よくある質問

赤ちゃんはどれくらい起きていられる?

いちばん大きいのは月齢の影響だよ。目安としては、出生直後は35〜75分、2か月で60〜95分、4か月で85〜150分、6か月で2〜3時間、9か月で2時間30分〜3時間30分、12か月で3〜4時間。お昼寝が1回だけの幼児なら5〜5時間30分、2歳では5〜6時間が目安。各月の値は上の表にまとめてある。まずは幅の真ん中から始めて、わが子の様子を見てみて。朝いちばんの起きていられる時間は短めなことが多いし、欲しがる授乳はいつでも最優先。起きていられる時間は、あくまで実践からの経験則で、ルールではないよ。

赤ちゃんはいつから朝まで通して眠る?

研究でいう「朝まで通して眠る」は、たいてい6〜8時間続けて眠ることを指していて、夜じゅう一度も起きないという意味ではない。多くの赤ちゃんは1年目のあいだにできるようになるけれど、時期は本当にさまざま。約400人弱の赤ちゃんを追ったカナダの研究では、生後6か月でも半数以上が8時間続けては眠っていなかった。12か月でも、4人に1人強はまだ6時間続けて眠っていなかった。研究者たちは、これと認知発達や運動発達との関連は見つけていない。睡眠段階の切り替わりで短く起きること自体は、幼児期までふつうにあるよ。

長く眠っていたら、起こしたほうがいい?

出生体重にまだ戻っていないあいだは、はい。前回の授乳の始まりから数えて、食事なしの時間が4時間くらいを超えないようにしてください。眠そうな新生児をやさしく起こす方法は、「最初の8週間」の章にあります。その後は、健康で体重増加が順調なら、授乳のために起こす必要はありません。ただし、産院や小児科から個別の計画をもらっている場合は別です。たとえば早産、出生体重が小さい、黄疸がある、体重の増えが弱いなどのときです。赤ちゃんが急に長く眠るようになって胸が張るなら、授乳のために起こしたり、手で少し搾乳したりして大丈夫です。間隔があきすぎると、乳汁うっ滞を起こしやすくなるためです。昼間にとても長く眠って、夜に長く起きてしまうなら、長い昼寝をやさしく切り上げてもかまいません。何分まで、という固定の上限はありません。役に立つのは、昼は明るさと生活音、夜は暗さと静けさをはっきり分けることです。

目安よりかなり多く眠る・少なく眠る。心配?

たいていは心配しすぎなくて大丈夫。必要な睡眠時間は子どもによって違う。睡眠の専門団体でも、推奨範囲から少し外れていても健康な子には合っていることがあるとしている一方、大きく、しかも長く外れ続けるのはまれだとしている。合計時間そのものより大切なのは、赤ちゃんの様子。ちゃんと目が覚めてしばらく起きていられるか、こちらに反応するか、よく飲むか、濡れたおむつが十分あるか、体重が増えているか。受診したいのは、明らかに睡眠が少なすぎてなかなか落ち着かないとき、または逆にとてもよく眠るのに起こしにくい、ぐったりしている、飲みが悪いとき。そういうときは囲みの「こんなときは様子見しないで」のサインに当てはまる。迷うなら、3週間ほど睡眠日誌をつけて小児科に持って行こう。

昼寝がいつも短い。私のやり方が悪い?

いいえ。最初の数か月は、昼寝の長さにかなりばらつきがある。20分から数時間まで、どれもありえるよ。長さや時間帯が多くの赤ちゃんで少し安定してくるのは、生後8か月ごろから。20分で泣いて起きたら、数分だけ、抱っこ、ハミング、揺らすなどで寝直しを手伝っていい。それで眠らなければ、いったん起きて過ごして、次の起きていられる時間は幅の下のほうで考えよう。車やベビーカーでうとうとした短い眠りも、昼寝1回として数えていい。そのぶん次は早く眠くなることが多い。

時計どおりの決まった睡眠スケジュールは、いつから意味がある?

多くは生後8か月ごろから。昼寝の時間帯がだいたいいつも同じになってくるから。それまでは、起きていられる時間と眠いサインのほうが頼りになる。とはいえ、枠組みならもっと早くから作れる。たとえば、起きる時刻をだいたい同じにすること、30分ほどの短くていつも似た夜のルーティンを続けること。朝の目安としては、5:00に飲んでそのあとまた寝るなら、まだ夜の一部。1日の始まりは、そのあと本格的に起きる目覚めから。最初の数か月は、そのために起こす必要はない。もっと大きくなったら、朝もだいたい同じ時刻に起こしていい。一定の就寝時刻と起床時刻は、小児科学会でも勧められている。

毎朝5時に起きる。どうしたらいい?

まず計算してみよう。18:00に寝て、夜11時間必要な子なら、5:00にはもう十分眠れている。その場合は、就寝時刻を少し遅らせると助けになることがある。15分ずつ試して、起床時刻も一緒にずれるか見てみて。ただ、いつも一緒に動くとは限らない。大規模なアプリ解析では、生後5か月ごろから起床時刻はかなり安定していて、就寝を遅くすると、むしろ夜の長さが短くなる傾向があった。朝早く明るくなる季節なら、部屋をしっかり暗くするのも助けになるし、起きるまでは夜と同じように静かで暗く保つのも有効。生後6か月未満なら、早朝の授乳はふつうのこと。その場合は、飲んだあとにまた眠れるようにするほうが大事だよ。

旅行で時差がある場合は、どうする?

時差のある場所へ旅行すると、体内時計とのずれが生じる。6か月未満の赤ちゃんなら、着いた日から現地時刻でそのまま過ごして、数日は起きていられる時間を目安にして大丈夫。月齢が上の赤ちゃんや幼児なら、ゆるやかな移行が助けになる。出発の数日前から、起床、昼寝、食事、就寝を毎日少しずつ現地時刻に近づけておくと、着いてからが楽になる。日光と外で過ごす時間は体内時計の助けになるし、就寝時刻にまだ明るいなら部屋を暗くするのも役立つ。多くの子は数日から1週間ほどで慣れる。

穏やかな夜はここから始まります。

Moonsleepをダウンロードして、赤ちゃんに合ったリズムを見つけましょう。

App StoreでダウンロードGoogle Playで手に入れよう
3日間の無料トライアル
Moonsleep アプリ:ホーム画面

Moonsleep はガイダンスを提供するものであり、医療上の助言ではありません。内容は臨床ガイドラインと専門家の情報源に基づき、Moonsleep の参照データベースと照らし合わせて確認されています。